東芝 DynaBook SS S4/275PNHW(PAS4275PNHW)
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東芝のノートPC、DynaBook SS S4/275PNHW(型番PAS4275PNHW)のレビュー、外観写真、スペックなど。
東芝 DynaBook SS S4/275PNHW
2002年2月16日、東芝のノートPC DynaBook SS S4/275PNHW を今はなき秋葉原の石丸電気で購入した。
石丸電気は秋葉原にいくつか店舗があったが、どこで買ったのか覚えていない。
保証書には本店の住所が書かれている。
価格は20万円くらい。
数あるノートPCの中からDynaBook SS S4を選んだのは、薄さと軽さにひかれたことと、以前もDynaBook SSシリーズ(PORTEGE 3010)を使っていたからである。
3010(1998年発売)もS4(2002年発売)も発表時、同サイズのノートPCでは世界最薄・最軽量で、それが謳い文句だった。
テレビCMではDynaBook SSを横から見た映像が印象的で、まさに”(紙の)ノート”のようだった。
今では薄型ノートは珍しくないし、あまり驚きもなく、MacBook Airが出たときも私はあまり驚きはなかった。
1997年に発売されたソニーのVAIO NOTE 505(PCG-505)も薄く軽かったが、その後発売された3010はさらに薄く軽かった。
特に薄さは驚異的で、A4の書類をDynaBookの上に置いておくと、PCがあることに気づかないくらい薄い。
私はこの私物の3010もS4も会社で使っていた。
最近は私物が使えなかったり、申請が必要だったりするが。
3010発売当時、職場でのパソコンといえばデスクトップが主流で、しかもモニタはブラウン管である。
あの巨大な鉄の塊のようなものがこの中に詰まっているのだから、職場でもこの薄さに驚く人が多く、話の種になった。
また、東芝=家電というイメージの人には東芝製のパソコンは珍しかったようだ。
製品名 |
液晶サイズ |
質量 |
厚さ |
発売日 |
東芝 DynaBook SS S4/275PNHW |
12.1型 |
約1.19kg |
最薄部14.9mm 高さ19.1mm |
2002年 |
シャープ Mebius MURAMASA PC-MT1-H1 |
12.1型 |
約1.31kg |
最小16.6mm 最大19.6mm |
2001年 |
東芝 DynaBook SS PORTEGE 3010 |
10.4型 |
約1.19kg |
19.8mm |
1998年 |
ソニー VAIO NOTE 505(PCG-505) |
10.4型 |
約1.35kg |
23.9mm |
1997年 |
HDD
HDDは東芝製のMK2003GAHで、容量20GB、1.8インチ、4,200rpm。
まだHDDが生きていた頃 CrystalDiskInfo でHDDの状態を調べたらやや危険な状態だった。
そして、その後全く動かなくなった。
中古のHDDを入手して復活させることも考えたが、さすがにスペック的にきついので廃棄することにした。
電源投入回数は1,245回、使用時間は16,922時間。
CPUのベンチマーク
CPU は Pentium III-M 750MHz、メモリは 256MB。
まだHDDが生きていた頃
スーパーπ
を試したら、104万桁の計算は 3分34秒だった。
外観写真
【外箱】
【取扱説明書、CD-ROMなど】
【保証書】
石丸電気が懐かしい。
【本体、ACアダプタ、モジュラーケーブルなど】
【上面】
DynaBookのロゴは光を反射して輝く。
DynaBookのロゴは今は全て小文字でdynabookだが、昔はDとBが大文字だった。
【底面】
【左側面】
SDカードスロットを備えている。
当時は今ほどSDカードは普及しておらず、珍しかった。
SDカードを作っている東芝ならでは。
【右側面】
無線LANのON/OFF、ヘッドホン、マイク、赤外線通信、PCカードスロットを備える。
この時代はまだPCカードスロットがあった。
周辺機器はほとんどUSBで利用できるようになり、PCカードは廃れてしまった。
【背面】
USB×2ポート、LAN、モデム(56Kbps)、RGB(15ピンミニD-sub 3段)を備える。
モデムが懐かしい。
【正面】
分類としてはB5ノートだが、モニタは12.1型でA4に近い。
【斜め前】
パームレストの角の部分が欠けやすく、接着剤で補修した。
【全開】
モニタを倒すと約180度まで開く。
【キーボード】
キーピッチ19mm、キーストローク1.7mm。
【側面から見た薄さ・前方】
【側面から見た薄さ・後方】
【底面】
バッテリー、HDD、メモリスロット。
【起動画面の東芝ロゴ】
液晶は12.1型低温ポリシリコン TFTカラー液晶で、解像度は1,024×768ドット。
最近の液晶と比べると汚いが、当時よくあった普通の液晶である。
【BIOS】
BIOSは電源投入後、ESCキーを押すと表示される。
【Memtest86+ 実行画面・正面】
【Memtest86+ 実行画面・横から】
主な仕様
|
スペック |
メーカー |
東芝 |
製品名・モデル名 |
DynaBook SS S4/275PNHW |
型番 |
PAS4275PNHW |
発売日 |
2002年2月8日 |
種別 |
ノート |
CPU |
Intel Pentium III-M 750MHz |
チップセット |
Trident Cyber ALADDiN-T + ALi M1535B |
メモリ |
256MB 【PC133 SDRAM、最大512MB】 |
HDD |
東芝 MK2003GAH 【20GB、1.8インチ、4200rpm】 |
通信 |
LAN(100Base-TX / 10Base-T)、無線LAN(IEEE802.11b)、モデム(56Kbps) |
インターフェース |
USB×2、PCカード×1、SDカード×1など |
OS |
Windows XP Home Edition |
ディスプレイ |
12.1型低温ポリシリコン TFTカラー液晶、解像度1,024×768ドット |
電源 |
東芝 Li-ion POLYMER BATTERY PACK DC10.8V、容量1600mAh、MODEL No. PA3154U-1BRS、営業型番PABAS017 駆動時間約2.0~2.8時間、JEITA 測定法1.0 約2.5時間、充電時間約2時間(電源OFF時) |
ACアダプタ |
AC100V~240V、50/60Hz |
外形寸法(突起部含まず) |
289mm(幅)×229mm(奥行)×14.9mm(最薄部)/19.1mm(高さ) |
重量 |
約1.19kg(バッテリパック装着時) |