NTTの光回線終端装置(PR-600KI、RX-600KIなど)、バッファローやエレコムのルーターなどネットワーク機器にはたいてい管理画面(コントロールパネル)がある。 その管理画面にログインするにはID(ユーザー名)とパスワードが必要となる。
このIDとパスワードは、Wi-FiのSSIDと認証キーとは異なる。 メーカーや機種によりまちまちだが、製品が発売された年代によってある程度傾向がある。
ちなみにSSIDと認証キーの初期値は、たいていルーターの底面や側面などにラベルが貼られており、そこに記載されている。
多くの人が使っていると思われるバッファローのWi-Fiルーターは、古い機種では初期ユーザー名が root で、パスワードはなし(空欄)となっていた。 その後、2016年に購入した WHR-1166DHP3 は、ユーザー名が admin で、パスワードが password となっていた。 さらに2021年に購入した WSR-1800AX4S-BK は、ユーザー名が admin、パスワードは製品に同梱されているセットアップカードに記載されていた。 製品の発売された年代によって概ね同じ傾向になっている。
ルーターなどのネットワーク機器、複合機、電話機、携帯電話などにおける初期設定のユーザー名は以下のような文字列がよく使われている。
概ねすべて小文字だが、Administrator というように先頭だけ大文字の場合もある。
また、初期パスワードの候補としては以下のようなものが多い。
以下は、私が今まで使用したことがある製品。
機種 | 初期設定 |
---|---|
バッファロー WSR-1800AX4S-BK など (2021年頃) |
ユーザー名:admin パスワード:セットアップカードに記載 IPアドレス:192.168.11.1(ルーターONの場合) |
バッファロー WHR-1166DHP3 など (2016年頃) |
ユーザー名:admin パスワード:password IPアドレス:192.168.11.1(ルーターONの場合) |
バッファロー WZR-HP-AG300H/N、WZR-HP-G301NH、BBR-4HG など (2012年頃) |
ユーザー名:root パスワード:なし(空欄) IPアドレス:192.168.11.1(ルーターONの場合) IPアドレス:192.168.11.100(ルーターOFFの場合) |
コレガ CG-WLBARGPX など | ユーザー名:root パスワード:なし(空欄) IPアドレス:192.168.1.1 |
エレコム LD-BBR4M など | ユーザー名:なし パスワード:なし(空欄) IPアドレス:192.168.1.254 |
NTTが提供している光回線終端装置。 PR-600KI、PR-500KI、PR-400KI などのバージョンがある。 また、同じ番号で PR-600MI、RX-600KI といったバージョンもある。 基本的に設定は同じ。
NTTにフレッツ光、ひかり電話など回線の工事を依頼し、担当者が初回の設定をする場合、パスワードは「0000」(ゼロ4つ)になっていることが多い。 ドコモなどNTTグループは「0000」をよく使うのかもしれない。
機種 | 初期設定 |
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PR-600KI、PR-500KI、PR-400KI など | ユーザー名:user パスワード:初回接続時に自分で決める(工事直後は「0000」(ゼロ4つ)が多い) IPアドレス:192.168.1.1 |