MACといってもAppleのコンピュータではなくネットワーク機器のアドレスの話。 LAN（イーサネット）やWi-Fi、Bluetoothなどネットワーク通信機能がある機器は、基本的にすべてMACアドレスを持っている。
ネットワーク機器に使われているMACアドレス（Media Access Control address）は、F1-23-45-67-89-AB など 0～9 と A～Fの16進数の値で表記される。 また、F1:23:45:67:89:AB のようにハイフン（-）ではなくコロン（:）で区切って表記している場合もある。 これはネットワーク機器ごとに付与されているので、1つのパソコンに有線と無線など複数のネットワーク機器が付いている場合は、それぞれ異なる値を持っている。
使い道としては、ルーターにMACアドレスを登録し、特定の機器からしかネットワークにアクセスできないようにすることができる。 ただし、値を変更できる機器もあるためセキュリティは完璧ではない。 また、MACアドレスを他人に教えるのは危険なのでおすすめしない。
以下、Windows PCやその他機器のMACアドレスの調べ方について記す。
⚙️設定のウィンドウサイズによりメニューの配置が異なる。 ここではウィンドウをなるべく大きくし、左にメニューが表示されている状態を想定して説明する。 有線の場合は「イーサネット」、無線の場合は「Wi-Fi」のところに記載されている「物理アドレス(MAC)」を確認する。
また、コマンドプロンプトからも確認できる。 Windows 8～10 はスタートボタンを右クリックするか、［Win］＋［X］キーでメニューを表示して［コマンドプロンプト］をクリックする。 Windows 7 などはスタートメニューから［すべてのプログラム］→［アクセサリ］→［コマンド プロンプト］をクリックする。 そしてコマンドプロンプトで以下のコマンドを入力する。
ipconfig /all
入力後［Enter］キーを押すと、ネットワーク関連の情報が表示される。 その中に「Physical Address」または「物理アドレス」と書かれた項目があり、そこに書かれている。
また、Windows 7 以降と同様にコマンドプロンプトからも確認できる。
「設定」→「一般」→「情報」と進む。 「Wi-Fiアドレス」にある値が Wi-Fi のMACアドレス。 その下に Bluetooth の値も書かれている。
「⚙️設定」→「端末情報」と進む。 「デバイスの Wi-Fi MACアドレス」にある値が Wi-Fi のMACアドレス。 その下に Bluetooth の値も書かれている（使用・接続している場合）。 ただし、機種やAndroidのバージョンによってメニューの名称や配置が異なる場合がある。