別のパソコンへのブックマーク(お気に入り)移行、他のブラウザへブックマークを移す方法。
対象:Windows 11、Edge、Chrome、Firefox
大抵のブラウザにはブックマークデータのインポートとエクスポート機能がある。 インポートとはデータなどを読み込むこと、エクスポートとはデータなどを書き出すこと。 この機能を利用してブックマークを別のパソコンや新しく購入したパソコンへ移すことができる。 また、IEのブックマークをChromeに移すなど、別のブラウザへ移すこともできる。 さらに、ブックマークをWindowsのIEからMacのFirefoxなどに移すこともできる。 ブラウザのブックマークデータは特定のフォルダに保存されているが、そのフォルダをコピーするよりインポート・エクスポート機能を利用した方が楽。 この移行機能には以下のような種類がある。
HTML形式であれば基本的にどのブラウザでも使える。
ブックマークの移行方法はブラウザのバージョンによって異なる。 ここでは記事執筆時点の最新版を対象としている。
「インポートとバックアップ」→「バックアップ」は、JSON形式のファイルでブックマークをバックアップする。 「インポートとバックアップ」→「復元」は、日付を選択するとその日のブックマークの状態を復元し、ファイルを選択するとJSON形式のバックアップファイルをインポートして復元できる。
多くのブラウザで利用できるのが、HTML形式でのインポートとエクスポート。 ただし、別のブラウザにブックマークを移す際、たまにHTMLファイルをインポートできない場合がある。 また、インポートしてもブックマークの内容が文字化けする場合がある。 例えば、IEのブックマークデータ(HTML)をSafariでインポートしたら文字化け、Google Chromeでインポートしようとしたら読み込めなかった。
HTMLファイルの中身を見るとHTMLタグが書かれている。 Firefoxなどで作られたブックマークデータには、以下のように<TITLE>タグの前に<META>タグで文字コードの指定がある。
<!DOCTYPE NETSCAPE-Bookmark-file-1>
<!-- This is an automatically generated file.
It will be read and overwritten.
Do Not Edit! -->
<META HTTP-EQUIV="Content-Type" CONTENT="text/html; charset=UTF-8">
<TITLE>Bookmarks</TITLE>
<H1>Bookmarks</H1>
しかし、IE8~11で作られたブックマークデータにはこれがない。 手作業でこのタグを追加したら、文字化けやインポートできない症状はなくなった。 このタグを追記する際は、以下のようにタグを小文字で書くと Chrome などでインポートできなかったが、大文字だと正常にインポートできた。
<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=utf-8">
また、タグを追記する際は UTF-8 を編集できるテキストエディタで編集する。
例えば IE8~11 でブックマークをエクスポートすると拡張子が .htm のファイルができる。 このファイルを他のブラウザでインポートする際、Chrome など一部のブラウザでは拡張子が .htm だとインポートするファイルの一覧に表示されない。 その場合は拡張子を .html に変更する。