3D CGのベンチマークソフト一覧
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ベンチマークソフトは、パソコンのCPUやGPUの性能をテストするためのアプリケーション。
性能を数値化してくれる。
どの程度快適に動作するか検証したり、他のモデルとの比較したり、使い方はいろいろ。
DirectXのバージョンの確認
Windows PCでゲームなどの3D CGを動作させるには、基本的にDirectXがインストールされている必要がある。
最新版はDirectX 12だが、ソフトによって必要なDirectXのバージョンが異なる。
古いゲームなどは古いDirectXを使用している。
適切なバージョンのDirectXがインストールされていないとベンチマークソフトが起動できない場合がある。
DirectXのバージョンは以下の手順で確認できる。
- スタートメニューを右クリックし、「ファイル名を指定して実行」をクリックする。
- 名前に「dxdiag」を入力して「OK」ボタンをクリック。
- 表示されたウィンドウに「DirectX バージョン」が書かれている。
詳しくは、マイクロソフトのサイト
最新版の DirectX をインストールする方法
に書かれている。
古いDirectXについては、このページに記載されている
DirectX エンド ユーザー ランタイム
をダウンロードしてインストールすると良い。
DirectX8.1の有効化
FF11など古いゲームはDirectX8.1など古いDirectXが使われている。
Windows 11/10は、初期状態では古いDirectXが無効になっている場合があるため自分で有効化する必要がある。
古いDirectXをインストールする必要はない。
手順は、「Windowsシステムツール」→「コントロールパネル」→「プログラム」→「Windowsの機能の有効化または無効化」と進むとウィンドウが表示される。
そこで「レガシ コンポーネント」の中にある「DirectPlay」にチェックを入れる。
国内のベンチマークソフト(ゲーム)
日本国内では、ファイナルファンタジーシリーズやドラゴンクエストXなどのゲーム用ベンチマークソフトがあり、自作PC界隈でよく使われている。
CGを見ているだけでも面白いのでオススメである。
なお、ベンチマークテストの結果はあくまで参考であり、ゲームの動作を保障するものではない。
バンダイナムコ
- BLUE PROTOCOL(ブループロトコル)
- 2023年6月14日(Windows版)
- 推奨動作環境(最高画質)
●Windows 10/11(64-bit)
●Intel Core i7-11700、AMD Ryzen 7 5800X
●16GB RAM
●NVIDIA GeForce RTX 2070 Super(8GB)、AMD Radeon RX5700XT(8GB)
●SSD 40GB 以上
●DirectX 12
- 必要動作環境(低画質)
●Windows 10(64-bit)
●Intel Core i3-4340、AMD FX-6300
●8GB RAM
●NVIDIA GeForce GTX660(2GB)、AMD Radeon R7 370(2GB)
●HDD 40GB 以上
●DirectX 11or12
- 「設定変更」にて画質やウィンドウサイズを変更できる。キャラクターも作成できる。ベンチ終了後スコアが表示され、レポートの出力ができる。
- ベンチマークソフトについて | BLUE PROTOCOL
スクウェア・エニックス
- ファイナルファンタジーXV(FF15)
- 2018年3月7日(Windows版)
- 推奨動作環境
●Windows 7/8.1/10(64bit)
●Intel Core i7-3770、AMD FX-8350
●メモリ16GB
●NVIDIA GeForce GTX 1060(6GB)、AMD Radeon RX 480
●DirectX 11
- Native 4K、HDR10対応。グラフィックの品質や解像度を設定できる。ベンチ終了後、評価とスコアが表示される。
- FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION Benchmark
- ファイナルファンタジーXIV(FF14)
- 2013年8月27日
- 推奨動作環境
●Windows 10/11(64bit)
●Intel Core i7 3GHz 以上
●メモリ8GB以上
●NVIDIA GeForce GTX970 以上、AMD Radeon RX 480 以上
●DirectX 11
- ベンチ終了後スコアと評価が表示され、【レポート出力】では平均フレームレートも表示される。【ループ】を設定するとスコアは表示されない。
- ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク
- ファイナルファンタジーXI(FF11)
- 2002年11月7日(Windows版)
- 推奨動作環境(目安)
●Windows 8.1 / 10 ※ (日本語版)
●Intel Core i3 2.4GHz 相当以上
●メモリ2GB 以上
●NVIDIA GeForce GT 740 相当以上
●DirectX 8.1
- オプションでResolution(画面の解像度)のLow(低)とHigh(高)を選択できる。テストの結果はSCORE 6954というようにスコアが表示され、数値が高いほど良い。「loop」をチェックすると最終スコアの表示を残してループできるのでオススメ。
- ファイナルファンタジーXI Vana'diel Bench 3
- ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン(DQ10)
- 2013年9月26日
- 推奨動作環境
●Windows® 10 32/64bit 日本語版、Windows® 11 日本語版
●Intel Core i5 2.4GHz以上、AMD A10 3.4GHz以上
●メモリ4GB以上
●NVIDIA GeForce GTX 650 VRAM 1GB以上、ATI Radeon HD 5800 Series VRAM 1GB以上
●DirectX 9.0c以上
- グラフィックの品質や解像度が選択できる。ベンチ終了後、快適さの評価およびスコアが表示される。
- プレイガイド|目覚めし冒険者の広場
- ラストレムナント
- 2009年4月9日(Windows版)
- ●Intel Core 2 Duo(2.4GHz以上)、AMD Athlon X2(2.4GHz以上)
●NVIDIA GeForce 8800 VRAM:512MB 以上
- オプションで画面の解像度とウィンドウモードorフルスクリーンモードを選択できる。
テストの結果は、Average FPS:89.91 というように平均のFPS値が表示され、数値が高いほど良い。
- ラストレムナント ベンチマーク
カプコン
- ストリートファイター6
- 2023年6月2日
- 推奨動作環境
●Windows 10 (64-BIT 必須)
●Intel Core i7 8700、AMD Ryzen 5 3600
●メモリ16GB
●VRAM 6GB以上
●NVIDIA GeForce RTX 2070、AMD Radeon RX 5700XT
●DirectX 12
- STREET FIGHTER 6 ベンチマークツール
- バイオハザード6
- 2013年3月22日(Windows版)
- 推奨動作環境
●Windows 8.1 / Windows 10
●Intel Core 2 Quad 2.7 Ghz 以上、AMD Phenom II X4 3.0 Ghz 以上
●メモリ4GB 以上
●NVIDIA GeForce GTX 560 以上
●DirectX 9.0c以上
- バイオハザード6 ベンチマーク
- バイオハザード5
- 2009年9月17日(Windows版)
- ●Intel Core 2 Quad プロセッサー以上、AMD Phenom x4 プロセッサー以上
●NVIDIA GeForce 9800 シリーズ以上、ATI Radeon HD4800 シリーズ以上、VRAM:512MB 以上
- DirectX 9 VersionとDirectX 10 Versionのモードがあり、画面の解像度などを変更できるオプションもある。
また、ベンチマークテストAとベンチマークテストBがある。
テスト中、テストの進行状況が画面の左上に数値(%)で表示される。
テストの結果は、Average 71.2fps [A] というように平均のFPS値とランクが表示され、数値が高いほど良い。
ランクはSが最も高く、A、B、・・・の順に低くなる。
- ストリートファイターIV
- 2009年7月2日(Windows版)
- ●Intel Core i7 プロセッサー以上
●NVIDIA GeForce 8800 以上、ATI Radeon X1900 以上、VRAM:512MB 以上
- 結果は RANK、SCORE、AVERAGE FPS が表示される。
- ロストプラネット2
- 2010年10月14日(Windows版)
- ●Intel Core 2 Quad プロセッサー以上、AMD Phenom x4 プロセッサー以上
●NVIDIA GeForce 9800 シリーズ以上、ATI Radeon HD4800 シリーズ以上、VRAM:512MB 以上
- DirectX 9 VersionとDirectX 11 Versionのモードがあり、画面の解像度などを変更できるオプションもある。
また、テストタイプAとテストタイプBがある。
ベンチ動作中「F1」キーを押すとワイヤーフレームで表示される。
テストの結果は、Average 32.5fps、RANK B というように平均のFPS値とランクが表示される。
バイオハザード5よりやや高いPCスペックが必要だと思われる。
- ロストプラネット エクストリーム コンディション
- 2007年7月12日(Windows版)
- ●Intel Core 2 Duo プロセッサー
●NVIDIA GeForce 8600以上推奨
- ロストプラネットの体験版に PERFORMANCE TEST があり FPS が表示される。
ただし判定結果の表示はなく、ずっとTESTがループする。
体験版は DirectX 9 Version と DirectX 10 Version 2種類ある。
- デビルメイクライ4
- 2008年7月24日(Windows版)
- ●Intel Core 2 Duo プロセッサー以上
●NVIDIA GeForce 8600以上 VRAM:512MB 以上
- 起動後、DirectX 9 VersionとDirectX 10 Version を選択できる。
結果はランクで表示され、S が一番高い(平均FPSの結果はない)。
ベンチマークとは別に体験版もダウンロードできる。
- デビルメイクライ4 ベンチマーク
- モンスターハンター フロンティア オンライン
- 2007年7月5日(Windows版)
- ●Intel Core 2(Duo、Extreme、Quad)シリーズ、Intel Core(i3、i5、i7)シリーズ、Intel Core(i5-2000、i7-2000)シリーズ、AMD Athlon X2デュアルコア4600+以上、AMD Phenomシリーズ、AMD Athlon IIシリーズ、AMD Phenom IIシリーズ、AMD A-Series
●NVIDIA GeForce 9600シリーズ以上、NVIDIA GeForce 200シリーズ以上、ATI Radeon HD 3650シリーズ以上、ATI Radeon HD 4650シリーズ以上、ATI Radeon HD 5550シリーズ以上、ATI Radeon HD 6450シリーズ以上
●メモリ1GB以上
●DirectX9.0c以上
- 2012年4月現在、MHFベンチマークソフト第1弾、第2弾【絆】、第3弾【大討伐】がある。
オプションで画面の解像度などを選択できる。
テストの結果は、SCORE 13565 というようにスコアが表示され、数値が高いほど良い。
ただしこのベンチマークテストは、このゲームが快適に動作するためのスコアの目安が示されていない。
- MHFベンチマーク【絆】
その他
- ファンタシースターオンライン2 ニュージェネシス(PSO2:NGS)
- セガ
- 2021年6月10日
- 必要動作環境
●Windows 10/11 64bit日本語版
●Intel Core i3-4150 以上(AVX対応必須)
●メモリ8GB
●NVIDIA GeForce GT430、AMD Radeon HD5570
●DirectX 9.0c
- PHANTASY STAR ONLINE 2 NEW GENESIS Character Creator ダウンロード
- A列車で行こう9
- アートディンク
- 2010年2月11日(Windows版)
- ●Intel Core i7 860(2.80GHz)
●NVIDIA GeForce GTS 250、VRAM:1G 以上
- A列車で行こう9ビュアーソフトにFPSを表示する機能がある。
ソフト起動後オープニングが始まるが、クリック等するとオープニングが終了し、メニューが表示される。
「フレームレート」にチェックを入れると、画面下にフレームレートが表示される。
オープニングやデモを見続けると平均FPSが画面下に記録される。
また、マップを選び「マップの散策を開始する」をクリックするとマウスを使ってマップ上を散策できる。
- A列車で行こう9 ビュアーソフト
- A列車で行こう8
- アートディンク
- 2008年3月21日(Windows版)
- ●Intel Core 2 Duo E8400以上
●NVIDIA GeForce 8600GT以降、Radeon HD 2600 XT以降
- ソフトをインストール後、デスクトップにベンチマークソフトと環境設定のアイコンができる。
ベンチマークソフトと環境設定のアプリケーションが別々になっている。
結果は平均FPSが表示される。
- A列車で行こう8 ベンチマーク
海外のベンチマークソフト
海外製のベンチマークソフトはCINEBENCHと3DMarkが有名。
自作PC界隈でPCの性能を計測するためによく使われている。
- CINEBENCH
- MAXON
が提供しているベンチマークソフト。
CINEBENCH は OpenGL と CPU の2種類のベンチマークテストがある。
OpenGL のテストでは fps、CPU のテストでは pts で結果が示される。
CPU はシングルコアとマルチコアのスコアを測定できる。
自作PC界隈では主にこの CPU のベンチマークテストがよく使われている。
- 3DMark
- Futuremark
が開発しているPC界で有名な 3DCG のベンチマークソフト。
3DMark(11の次のバージョン)、3DMark 11、3DMark Vantage、3DMark06、3DMark05 などいくつかバージョンがある。
3DMark 11 はv1.0.4で Windows 8 に対応、3DMark06 はv1.2.1で Windows 8 に対応。
3DMark06 は、ソフトを起動後「Run 3DMark」のボタンをクリックするとベンチマークテストが始まる。
- Heaven Benchmark
- Unigine
が開発した3Dベンチマークソフトで、CG が綺麗。
公式サイトのメニューにて「PRODUCTS」→「Benchmarks」→「Heaven」と進むとソフトがダウンロードできる。
Heaven Benchmark の他にもいくつかベンチマークソフトがある。