AMD Ryzen 3000/5000番台のBIOS設定、CPB(Core Performance Boost)、PBO(Precision Boost Overdrive)
Windows PCでFF14(ファイナルファンタジーXIV)をプレイしていると稀にWindowsごと落ちてPCが再起動する現象が発生する。 FF14のアプリケーションだけ落ちるなら良いが、OSごと落ちるのは辛い。
PCは自作PCで、以下のCPUとマザーボードを使用。
| CPU | AMD Ryzen 5 5600 |
| マザーボード | ASUS PRIME B550M-A |
| ビデオカード | ASUS DUAL-RX7600-O8G-EVO(Radeon RX 7600 8GB) |
気になったのでWindowsのエラーログを確認すると、PCが落ちた瞬間以下のようなログがあった。
- TPM-WMI
- エラー
- イベントID:1801
- Secure Boot certificates have been updated but are not yet applied to the device firmware.
- WHEA-Logger
- イベントID:18
- 致命的なハードウェアエラーが発生しました。
- コンポーネントによる報告:プロセッサ コア
- エラーの種類:Bus/Interconnect Error
- Kernel-Power
- イベントID:41
- システムは正常にシャットダウンする前に再起動しました。 このエラーは、システムの応答の停止、クラッシュ、または予期しない電源の遮断により発生する可能性があります。
Kernel-Power はいわゆるKP41と呼ばれているもの。 何かしら問題が発生するとたいていこれが出る。
今回気になったのは、TPM-WMI、WHEA-Logger。 そしてRyzenという環境、電源管理の設定。
特に省電力に関する設定は動作が不安定になる場合がある。 よって NVIDIA GeForceの設定 や 電源オプション に書いてある電源関連の設定は既に済ませている。
それ以外の電源周りの設定について調べているとCPB(Core Performance Boost)とPBO(Precision Boost Overdrive)というものにたどり着いた。 どうもこれらを無効化するとクラッシュ等が起こらなくなりそうだ。
以下のようにBIOS(UEFI)を設定する。 ただし、マザーボードによってメニューの配置が異なるので、該当箇所を探す必要がある。 以下は ASUS PRIME B550M-A の場合。
- 「詳細」→「AMD CBS」→「CPU Common Options」と選択し、「Power Supply Idle Control」を「Auto」から「Typical Current Idle」に変更する。
- 「詳細」→「AMD CBS」と選択し、「Core Performance Boost」を「Auto」から「Disabled」に変更する。
- 「Ai Tweaker」→「Precision Boost Overdrive」と選択し、「Precision Boost Overdrive」を「Auto」から「Disabled」に変更する。
3つとも設定する必要はないかもしれないが、一応電源(主にCPUへの電力供給)に関する設定として試す価値はある。
Ryzen 3000/5000番台
このエラーでPCが落ちる問題は、どうもRyzen 3000/5000番台で発生することが多いようだ。
話は変わるが、別件でたまたまヤマハのオーディオミキサー「AG03MK2W」、「ZG01」などについて調べていたら「音切れや機器の認識が外れる問題」を見つけた。 詳しくはヤマハのサイト AGシリーズ/ZGシリーズ 各種不具合へのご対応方法(Ryzen 3000および5000シリーズ) に説明がある。 YouTuberによる報告もあり、いろいろ試しても解決していない人もいるようだ。 本件もRyzen 3000/5000番台で発生している。 対処法としてドライバーのアップデート、省電力設定、サスペンド無効など、よくあるものが記載されている。 ただ、ここに書かれていないのが上述のBIOSのCPB、PBOの設定。
Ryzen 3000/5000番台の電源周りで問題が発生している場合は、CPB、PBOの設定を試してみることをお勧めする。