MacBookのバッテリーの寿命を調べる方法

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まずバッテリーの状態を把握する。 りんごマークから[このMacについて]→[システムレポート]でシステム情報が表示される。 左側のメニューの「電源」という項目を選択するとバッテリー情報が表示され、以下のようなものが書かれている。

充電量情報:
   残りの充電量(mAh):3875
   充電完了:いいえ
   充電中:いいえ
   完全充電時の容量(mAh):5207
状態情報:
   充放電回数:45
   状態:正常

残りの充電量は今現在のバッテリーの残量を示す。 完全充電時の容量はバッテリーを完全に充電したときの容量である。

基本的に充電式のバッテリーは寿命があり、使い込むほど「完全充電時の容量」の数値が減っていく。 つまりフル充電できるMAXの容量が減っていく。 上記では 5207 と表示されているが、これが 5000 → 4900 → 4800 などと少しずつ減っていく。

バッテリーの交換時期については具体的な数値の表示はない。 キーボードの[option]を押しながらメニューバーにあるバッテリーマークをクリックすると、「状態:正常」といった表示はある。 さらに「状態:正常」をクリックするとヘルプが表示される。 状態には「正常」、「間もなく交換」、「今すぐ交換」、「バッテリーの交換修理」などがあり、交換時期の目安にはなる。

充電サイクルと寿命

Appleの情報によると古いMacBookのバッテリーは充電サイクル300回、新しいMacBookは1000回行うと、新品の性能の80%になる(2割低下)ようである。 2009年頃を境に充電サイクルが変わっている。 充電サイクル(充放電回数)の300や1000といった数値も寿命の1つの目安になるかもしれない。 Appleのサイト バッテリーの駆動時間と耐用年数を最大限に延ばすMac ノートブックのバッテリーの充放電回数を調べる が参考になる。

また、Appleのサイトに Apple ポータブル:コンピュータのバッテリーを調整して最適な状態にする がある。 簡単に言うと、フル充電の状態からバッテリーを使い切り再びフル充電するという内容だが、詳しい方法は上記ページを参照。 定期的にバッテリーを調整して良い状態を保つことで、バッテリーを長持ちさせ、寿命を伸ばせるかもしれない。

バッテリーの交換

バッテリーは自分で取り外せるものと、そうでないものがある。 新しいタイプのMacBookは自分でバッテリーを取り外せず、アップル正規サービスプロバイダで行う。 今後発売される機種に関してはどうなるかは分からない。 Appleのサイト Mac ノートブックのバッテリーについてMac の修理サービス が参考になる。

トラブル

SMC(System Management Controller)のリセットというものがある。 SMCはいくつかのシステムを制御しており、電源、バッテリーに関わるものが含まれている。 詳しくはAppleのサイト Mac の SMC (システム管理コントローラ) をリセットする方法 に書いてある。 そのページに書いてあるように、SMCのリセットは他の標準的なトラブルシューティングをすべて行ってから最後に行うもの。


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