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FFFTPと似たMac用FTPソフトFileZilla

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Mac OS Xで使えるFTPソフトはいくつかあるが、私が愛用しているのはFileZillaである。 FileZillaはWindowsでFFFTPなどを使っていた人にオススメで、設定によりFFFTPのような見た目に変更できるので違和感なく使える。

また、FileZillaはMac版だけでなく、Windows版やLinux版もある。 そのため複数のOSを使っている人は、どの環境でも同じソフトが使えるのでストレスがない。 私はWindowsではFFFTPのほか、遠い昔はWS_FTPやWinSCPも使ったことがあるが、MacでFileZillaを使うようになってからはWindowsでもFileZillaを使うようになった。

FileZillaの設定手順を以下に記す。 説明がないものはデフォルトのままでOK。 ただし、メニューや項目の名称はバージョンによって多少異なる。

  1. FileZillaのサイト からMac版をダウンロードしてインストールする。
  2. FileZillaを起動し、メニューから[ファイル]→[サイトマネージャ]を選択し、[新しいサイト]をクリックし、接続先の情報を入力する。
  3. [一般]タブ
    接続先の[ホスト]、[ポート]を入力し、[プロトコル]を選択する。 [FTP]を選んだ場合は[暗号化]で種類を選ぶ。 [SFTP]を選んだ場合は[暗号化]は表示されない。 [ポート]を未入力にした場合、FTP や SFTP で一般的なポート番号が自動的に使われるので空欄でもOK。 エックスサーバーやコアサーバーなどは[プロトコル]は FTP、[暗号化]は「明示的な FTP over TLS が必要」で接続できる。 [ログオンの種類]を[通常]にし、[ユーザー]、[パスワード]を入力する。 うまく接続できない場合は、この辺りの情報に設定ミスがある可能性がある。
  4. [詳細]タブ
    [既定のローカルディレクトリ]に自分のコンピュータ側のフォルダを指定する。 [既定のリモートディレクトリ]にサーバ側のディレクトリを指定する。 これらの設定を行うと、サーバ接続後、転送元と転送先のディレクトリが表示され、すぐにファイルの転送作業が行えるようになる。 [同期ブラウジングを使用]をチェックすると、ローカルとサーバのディレクトリの表示を同期できる。 これは FFFTP のフォルダ同時移動と同じ機能である。
  5. [転送設定]タブ
    転送モードを[パッシブ]などに変更できる。 通常[既定値]のままで OK で、必要に応じて変更する。
  6. [文字コード]タブ
    文字コードを変更できる。 通常[自動検出]のままで OK で、必要に応じて変更する。
  7. 設定完了後、[接続]をクリックしてサーバに接続する。 接続せずに、とりあえず設定を保存したい場合は[OK]ボタンをクリックする。 SFTP、FTPS で接続する場合、初回接続時に証明書の確認があるので[了解]する。
  8. SFTP、FTPS で接続する場合、初回接続時に証明書の確認があるので[了解]する。

サーバに接続後に表示される画面はFFFTPなどと同じく、左にローカルフォルダ、右にサーバのディレクトリが表示される。 ファイルを左から右にドラッグ&ドロップしたりダブルクリックするとファイルを転送できる。

ディレクトリのツリー表示が邪魔な場合は、メニューの[表示]から[ローカル ディレクトリツリー]や[クイック接続バー]などのチェックを外して非表示にすると見やすくなり、見た目がFFFTPに近づく。

Mac用のFTPソフトとしては CyberduckTransmit などもあるが、FileZillaで良いだろう。


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