アジアのIPアドレスの制限(台湾、韓国、中国)[スパム・迷惑メールフィルタ、ヘッダ情報、受信拒否]
作成:2005-09-15、更新:2007-12-06
台湾、韓国、中国などアジア諸国のIPアドレスと迷惑メールの受信制限。
アジアのIPアドレス(台湾、韓国、中国)
- IPアドレスというのは、国ごとにIPアドレスの帯域(範囲)が割り当てられています。
例えば、210.200.0.0~210.200.255.255までは、台湾に割り当てられたIPアドレスです。
つまりメールのヘッダのReceivedが210.200.で始まるものは、台湾のサーバから送られたもの、または台湾のサーバを経由したメールです。
210.200.100.0のアドレスが日本で210.200.100.20が台湾ということはありません。
ヘッダ情報の見方は、メールヘッダを参照。
- IPアドレスは、IANA(ICANN)によって全体が統括されており、さらに各地域ごとに統括する組織があります。
- 台湾、韓国、中国などアジア諸国のIPアドレスのリストは、APNICのサイトで公開されてます。
http://www.apnic.org/info/reports/index.html
の「APNIC region」というリンクを参照。
古いファイルも保管されてますが、日付の一番新しいファイルが最新版です。
delegated-apnic-latest.txtというのが最新版で、すべてのIPアドレスが書かれてます。
アジア以外のものは、「AfriNIC region」など他のリージョンをのリンクを参照して下さい。
- delegated-apnic-latest.txtの見方
メモ帳などのテキストエディタでこのファイルを開くと、
apnic|KR|ipv4|211.112.0.0|262144|20000414|allocated
というものがたくさん書かれてます。
これは、
registry|cc|type|start|value|date|status[|extensions...]
という順で書かれてます。
内容は、以下の通り。
- registry:管轄組織名
- cc:国名の略称(ccTLD - country code Top Level Domain)
- type:プロトコルタイプ
- start:IPアドレスの開始位置
- value:開始位置からのIPアドレス数
- date:割り当てたときの日付
- status:現在の状況
- 主なアジア・太平洋地域のIPアドレスの国名の略称(cc)は、以下の通りです。
国別コードについては、国別コード一覧(略称と国名)を参照。
- JP:日本
- KR:韓国
- TW:台湾
- CN:中国
- HK:香港
- KP:北朝鮮
- SG:シンガポール
- PH:フィリピン
- TH:タイ
- MY:マレーシア
- ID:インドネシア
- IN:インド
- AU:オーストラリア
- NZ:ニュージーランド
- IPアドレスの範囲の見方ですが、
apnic|KR|ipv4|211.112.0.0|262144|20000414|allocated
という例では、211.112.0.0から262144個のアドレス分が韓国のIPアドレスということになります。
211.112.0.0から65536個目は、211.112.255.255です。
262144 / 65536 = 4なので、211.112.0.0~211.115.0.0までが対象範囲となります。
つまり211.112、211.113、211.114、211.115で始まるIPアドレスすべてです。
- IPアドレスの表記には、プレフィックス表記というのが使われる場合があります。
プレフィックス表記とは、まとまったIPアドレスの帯域を簡略して表示する方法です。
apnic|KR|ipv4|211.112.0.0|262144|20000414|allocated
の場合、211.112.0.0/14というようになります。
262144 = 2 ^ 18(2の18乗)。
32 - 18 = 14と計算すれば、14が出てきます。
apnic|KR|ipv4|210.108.0.0|65536|19970430|allocated
の場合は、210.108.0.0/16になります。
台湾、韓国、中国のIPアドレスを受信拒否
- 迷惑メールでは、台湾、韓国、中国などアジア諸国のサーバがよく使われます。
送信者のアドレスは、偽装され、毎回違いますが、メールヘッダに書かれているIPアドレスがいつも日本以外のアジア系であることが多いです。
日本以外の地域のサーバを利用することで、身元を特定されにくくしています。
- もし、メールヘッダのReceivedに書かれているIPアドレスで、迷惑メールのフィルタをかけることができれば、
よく使われる台湾、韓国、中国などのIPアドレスからの受信を拒否すると迷惑メールが減る可能性があります。
Receivedによる受信拒否は、
中国・韓国・台湾のIPアドレスからのスパム・迷惑メール
を参照。
フィルタについては、迷惑メール対策のフィルタを参照。
- ただし、台湾、韓国、中国などからメールを受信する可能性がある人は、迷惑メール以外も受信拒否してしまう可能性があるので、
注意が必要です。