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AviUtlでMP4(H.264)にエンコードするためのインストールと設定方法

作成:2012-04-27、更新:2014-07-04
AviUtl で MP4(H.264)にエンコードするためのインストールと設定の手順。
FLV、MOV、WMV、AVI などを MP4(H.264)に変換する基本的な流れ。
対象 : Windows 8.1/8/7/Vista、AviUtl 1.00、x264guiEx_2.14 など



AviUtl

MP4(H.264)形式でエンコードできるソフトはいろいろあるが、満足できるソフトは少ない。
AviUtl は動画のエンコードや編集を行えるソフトで、プラグインなどを使いそこそこ満足のいくエンコードを行える。
ただ、MP4(H.264)でエンコードできるようにするための準備がやや面倒。
ここでは AviUtl で FLV、MOV、WMV、AVI などを MP4(H.264)に変換するためのインストールと設定の手順を紹介する。

<2014年7月改訂版> 最近の事情に合わせてインストールと設定の手順を書き直しました。以前よりシンプルになりました。

ダウンロード

以下のものを全てダウンロードする。

  1. AviUtl
    AviUtl 本体。
    aviutl100.zip(2014年7月4日現在)などをダウンロードする。
    AviUtlのお部屋
  2. x264guiEx(拡張x264出力(GUI)Ex)
    x264 を使用してエンコードを行うプラグイン。
    最新版は x264guiEx_2.xx系 で、リンク先から x264guiEx_1.xx系 もダウンロードできる。
    ここでは 2.xx系 で説明を進める。
    x264guiEx (こちらをダウンロード)
    rigayaの日記兼メモ帳 (作者のサイト)
  3. DirectShow File Reader プラグイン for AviUtl
    DirectShow経由でファイルの読み込みをするためのプラグイン。
    Windows Media Playerで再生可能なファイルを AviUtl で読み込めるようになる。
    これがないと「ファイルの読み込みに失敗しました。このファイル形式には対応していないか、対応するコーデックやプラグインが登録されていない可能性があります。」などのエラーが出る。
    DirectShow File Reader プラグイン for AviUtl
  4. MPEG-2 VIDEO VFAPI Plug-In
    MPEG2を読み込むためのプラグイン。
    MPEG-2を使わないなら必要ない。
    MPEG-2 VIDEO VFAPI Plug-In
  5. リサイズフィルタ
    リサイズ用フィルタ。
    エンコードのみ行うなら必要ない。
    ResizeFilter


インストール

  1. AviUtl
    ダウンロードした AviUtl の zipファイルを解凍する。
    解凍してできた aviutl.exe があるフォルダの下に Plugins フォルダを作る。
    ここではデスクトップに aviutl というフォルダを作り、以下のような構成の場合で解説する。
    aviutl
    	aviutl.exe
    	aviutl.txt
    	aviutl.vfp
    	Plugins
    
    (斜体はフォルダ)
    
  2. x264guiEx(拡張x264出力(GUI)Ex)
    x264guiEx の zipファイルを解凍する。
    解凍したファイルの中にある auo_setup.exe を実行し、インストールする。
    基本的に最初のウィンドウで上記 aviutl 本体のフォルダを指定するだけである。
    詳しくは同梱の x264guiEx_readme.txt に書いてある。
    このインストーラーを使うと、x264guiEx、x264、neroAacEnc、L-SMASH、.NET Framework 4.0 がインストールされる。
    よって、別途 x264 や neroAacEnc などをダウンロードしてインストールする必要はない。
  3. DirectShow File Reader プラグイン for AviUtl
    DirectShow の lzhファイルを解凍する。
    ds_input.aui を Pluginsフォルダに入れる。
  4. MPEG-2 VIDEO VFAPI Plug-In
    MPEG-2 VIDEO VFAPI Plug-In の lzhファイルを解凍する。
    m2v.vfp、m2vconf.exe を Pluginsフォルダに入れる。
    m2v.vfp のファイル名(拡張子)を変更し、m2v.aui にする。
  5. リサイズフィルタ
    ResizeFilter の zipファイルを解凍する。
    ResizeFilter.auf、DLLフォルダ を Pluginsフォルダに入れる。
  6. フォルダ構成
    以上の作業で以下のような構成になる。
    exe_filesフォルダ と x264guiEx_stgフォルダ は x264guiEx のインストーラーにより自動的に生成される。
    aviutl
    	aviutl.exe
    	aviutl.txt
    	aviutl.vfp
    	msvcp120.dll
    	msvcr120.dll
    	x264guiEx.auo
    	x264guiEx.conf
    	x264guiEx.ini
    	exe_files
    		boxdumper.exe
    		muxer.exe
    		neroAacEnc.exe
    		remuxer.exe
    		timelineeditor.exe
    		x264.2431kMod.exe
    	Plugins
    		ds_input.aui
    		m2v.aui
    		m2vconf.exe
    		ResizeFilter.auf
    		DLL
    			sse2filter.dll
    			sse2filter_yuy2.dll
    			wndfuncs.dll
    	x264guiEx_stg
    		PS3.stg
    		PSP.stg
    		(以下略)
    
    (斜体はフォルダ)
    


設定

  1. システムの設定
    AviUtl のメニューから[ファイル]→[環境設定]→[システムの設定]を選択。
    最大画像サイズは、幅「1920」、高さ「1080」などを設定する。
    設定は AviUtl を再起動すると反映される。
    「1920x1080を超える画像サイズのファイルは編集できません。」という警告が出て動画を読み込めない場合は、1920x1080以上の値を設定すると読み込めるようになる。
  2. 入力プラグインの優先度
    AviUtlのメニューから[ファイル]→[環境設定]→[入力プラグイン優先度の設定]を選択。
    DirectShow File Readerを選択し、[下に移動]でリストの下に移動させて優先度を下げる。
    特に問題なくファイルを読み込めているならこの設定はしなくても良い。


MP4(H.264)エンコード

  1. ファイルの読み込み
    AviUtl を起動し、ウィンドウに変換したいファイルをドロップするか、メニューからファイルを開く。
  2. プラグイン出力
    AviUtl のメニューから[ファイル]→[プラグイン出力]→[拡張 x264 出力(GUI) Ex]を選択。
    [ビデオ圧縮]ボタンをクリック。
    ここで x264.exe(ウィンドウ左上)、neroAacEnc.exe(ウィンドウ右上)、mp4関連実行ファイル(ウィンドウ右下)のパスを確認する。
    上述の x264guiEx インストーラーを使ってインストールした場合は、自動的にパスが設定されるので特に設定は必要はない。
    x264guiEx インストーラー使用時、以下のように指定されている。

    • x264.exe ・・・ .¥exe_files¥x264.2431kMod.exe
    • neroAacEnc.exe ・・・ .¥exe_files¥neroAacEnc.exe
    • remuxer.exe ・・・ .¥exe_files¥remuxer.exe
    • timelineeditor.exe ・・・ .¥exe_files¥timelineeditor.exe
    • muxer.exe ・・・ .¥exe_files¥muxer.exe

    上記のようにデフォルトでは相対パスで指定されているため、AviUtl 一式のフォルダを移動しても基本的にパスの再設定は必要ない。
    自分で絶対パスで指定した場合は、AviUtl 一式のフォルダを移動したときにパスの設定も見直す。
    [...]ボタンをクリックするとファイルを選択できる。
  3. 映像・音声の品質
    映像や音声にノイズ等が見られるときは、上述の[ビデオ圧縮]ボタンクリック後に表示される x264guiEx の設定ウィンドウで品質を調整する。
    自分の好みで設定するか、ウィンドウ上部にある[プロファイル]からiPhone、ニコ動、PSP、アニメなど予め用意された設定を選択する。
    また、ウィンドウ右上の[その他の設定]をクリックし、[自動マルチパス]タブにある「上限映像レートに対する余裕」の値を大きくすることで品質が改善されることもある。
  4. ファイルを保存
    ファイル名を付けて、[ファイルの種類]mp4 file を選び[保存]をクリック。
    エンコードが始まるので、処理が終わるまで待つ。
    どの位置をエンコードしているかはスクロールバーの位置で分かる。
    エンコードが終わると「総エンコード時間」などが表示される。
    以上で変換までの簡単な流れは終了。







<旧版> 以下は2013年以前くらいの古い方法ですが、一応記事を残しておきます。

ダウンロード

以下のものを全てダウンロードする。
※一部エンコードに必要ないものもある。

  1. AviUtl
    AviUtl本体。
    aviutl100.zip(2014年7月4日現在)などをダウンロードする。
    AviUtlのお部屋
  2. x264.exe
    MP4(H.264)形式でエンコードするためのプログラム。
    x264guiExで必要となる。
    http://www.x264.nl/x264_main.php からダウンロードする。
    encoder (x264.exe): にある32bit 8bit-depthの「mirror 01」などからダウンロードする。
    自分の環境に合わせて32bitや64bitを選ぶ。
    また、 http://www.videolan.org/developers/x264.html からもダウンロードできる。
    Binaries から自分の環境にあったバイナリー(コンパイル済み実行ファイル)をダウンロードする。
    Windows 32bit版なら win32/、Windows 64bit版なら win64/ ディレクトリへ進み、x264-r2377-1ca7bb9.exe 等をダウンロードする。
    日付が新しいものや rxxxx の番号が大きい方が新しいバージョン。
    10b と書いてあるファイルは、おそらく 10bit-depth 版で、10b なしは 8bit-depth。
  3. x264guiEx(拡張x264出力(GUI)Ex)
    x264を使用してエンコードを行うプラグイン。
    最新版は x264guiEx_2.xx系 で、リンク先から x264guiEx_1.xx系 もダウンロードできる。
    x264guiEx
    rigayaの日記兼メモ帳(作者サイト)
  4. MP4Box
    MP4マルチプレクサー(mux、複数の入力を1つにまとめるもの)。
    x264guiExで必要となる。
    「Download (direct link)」のリンクからダウンロードする。
    MP4Box
  5. Nero AAC Codec
    AAC音声変換プログラム。
    x264guiExで必要となる。
    Nero AAC Codec
  6. リサイズフィルタ
    リサイズ用フィルタ。
    ResizeFilter
  7. DirectShow File Reader プラグイン for AviUtl
    Windows Media Playerで再生可能なファイルを扱えるようにするプラグイン。
    DirectShow File Reader プラグイン for AviUtl
  8. MPEG-2 VIDEO VFAPI Plug-In
    MPEG2を読み込むためのプラグイン。
    MPEG-2 VIDEO VFAPI Plug-In
  9. Microsoftのコンポーネント
    x264guiExで必要となるコンポーネント。
    既にインストールされている場合もあり、コントロールパネルからインストールしたアプリを見ると分かる。
    .NET Framework 2.0は、Vista以降のOSならインストールしなくても良い。
    Microsoft .NET Framework 2.0 Service Pack 2
    Microsoft .NET Framework 2.0 Service Pack 2 (x86) 日本語 Language Pack
    Microsoft Visual C++ 2008 SP1 再頒布可能パッケージ (x86)
    Microsoft Visual C++ 2010 再頒布可能パッケージ (x86)


インストール

  1. AviUtl
    ダウンロードしたAviUtlのzipファイルを解凍する。
    解凍してできたaviutl.exeがあるフォルダの下にPluginsフォルダを作る。
    ここではデスクトップにaviutlというフォルダを作り、以下のような構成の場合で解説する。
    aviutl
    	aviutl.exe
    	aviutl.txt
    	aviutl.vfp
    	Plugins
    
    (斜体はフォルダ)
    
  2. x264.exe
    x264.exeをaviutlフォルダに入れる。
  3. x264guiEx(拡張x264出力(GUI)Ex)
    x264guiExのzipファイルを解凍する。
    auo_setup.exe を実行し、インストールする。
    詳しくは同梱の x264guiEx_readme.txt に書いてある。
    手動でインストールするには、auoフォルダ内にある x264guiEx_stgフォルダ、x264guiEx.auo、x264guiEx.ini をPluginsフォルダに入れる。
    x264guiEx_stgフォルダ内にあるファイルもそのままコピーする(以下フォルダのコピーは同様)。
  4. MP4Box
    MP4Boxのzipファイルを解凍する。
    解凍したフォルダ内の MP4Box.exe、js32.dll をaviutlフォルダに入れる。
  5. Nero AAC Codec
    Nero AAC Codecのzipファイルを解凍する。
    win32フォルダ内にある neroAacEnc.exe をaviutlフォルダに入れる。
  6. リサイズフィルタ
    ResizeFilterのzipファイルを解凍する。
    ResizeFilter.auf、DLLフォルダをPluginsフォルダに入れる。
  7. DirectShow File Reader プラグイン for AviUtl
    DirectShowのlzhファイルを解凍する。
    ds_input.auiをPluginsフォルダに入れる。
  8. MPEG-2 VIDEO VFAPI Plug-In
    MPEG-2 VIDEO VFAPI Plug-Inのlzhファイルを解凍する。
    m2v.vfp、m2vconf.exe をPluginsフォルダに入れる。
    m2v.vfpのファイル名(拡張子)を変更し、m2v.auiにする。
  9. Microsoftのコンポーネント
    ダウンロードした各コンポーネントをインストールする。
  10. フォルダ構成
    以上の作業で以下のような構成になる。
    aviutl
    	aviutl.exe
    	aviutl.txt
    	aviutl.vfp
    	js32.dll
    	MP4Box.exe
    	neroAacEnc.exe
    	x264.exe
    	Plugins
    		ds_input.aui
    		m2v.aui
    		m2vconf.exe
    		ResizeFilter.auf
    		x264guiEx.auo
    		x264guiEx.ini
    		DLL
    			sse2filter.dll
    			sse2filter_yuy2.dll
    			wndfuncs.dll
    		x264guiEx_stg
    			PS3.stg
    			PSP.stg
    			(以下略)
    
    (斜体はフォルダ)
    


設定

  1. システムの設定
    AviUtlのメニューから「ファイル」→「環境設定」→「システムの設定」を選択。
    最大画像サイズは、幅「1920」、高さ「1080」などを設定する。
    設定はAviUtlを再起動すると反映される。
    「1920x1080を超える画像サイズのファイルは編集できません。」という警告が出て動画を読み込めない場合は、1920x1080以上の値を設定すると読み込めるようになる。
  2. 入力プラグインの優先度
    AviUtlのメニューから「ファイル」→「環境設定」→「入力プラグイン優先度の設定」を選択。
    DirectShow File Readerを選択し、「下に移動」でリストの下に移動させて優先度を下げる。


MP4(H.264)エンコード

  1. ファイルの読み込み
    AviUtlを起動し、ウィンドウに変換したいファイルをドロップするか、メニューからファイルを開く。
  2. プラグイン出力
    「ファイル」→「プラグイン出力」→「拡張 x264 出力(GUI) Ex」を選択。
    「ビデオ圧縮」ボタンをクリック。
    「x264」タブにある「x264.exeの指定」にてx264.exeのパスを指定する(「...」ボタンをクリックすると選択できる)。
    ウィンドウ右側の「neroAacEnc.exeの指定」にてneroAacEnc.exeのパスを指定する。
    ウィンドウ右下の「mp4」タブにある「mp4box.exeの指定」にてmp4box.exeのパスを指定する。
    これらのパスの設定は初回のみで良い。
    ただし、フォルダを丸ごと別の階層に移した場合や、別のパソコンにコピーした場合など実行ファイルの置き場所を変えた場合は再度パスを設定する。
    指定後、「OK」ボタンをクリックしてウィンドウを閉じる。
  3. ファイルを保存
    ファイル名を付けて、ファイルの種類MP4で保存する。
    エンコードが始まるので、処理が終わるまで待つ。
    どの位置をエンコードしているかはスクロールバーの位置で分かる。
    エンコードが終わると「総エンコード時間」などが表示される。
    以上で変換までの簡単な流れは終了。